議員と住民の有志で、議会と住民の距離を縮める試み「議会ピクニック」第2シリーズの終了にあたり、報道関係者に以下の報告をプレスリリースしました。
11月28日には発起人による初めての「ふりかえり会」も開催します。
ご取材・撮影等のご希望がございましたら、こちらのお問い合わせフォームかメール(info@sawadakeiji.jp)までご連絡ください。
目次
「議会ピクニック・第2シリーズ」参加者が前回比180%に増加
~ 11月28日(火)には初の「ふりかえり会」も開催、他議会での開催も検討 ~
議会と住民の距離を縮める試み「議会ピクニック」の第2シリーズを、議員と住民の有志により11月13日~11月22日の合計5回開催し、前回・第1シリーズを上回るのべ56名(議員を含む)の区内外からの参加がありました。これは前回比180%という実績で、ここからはこの試みへの反響の大きさとともに、地方政治・地方議会への期待が感じられます。
参加者からは「これまでは疎遠に感じていた議会が、自分ごとに感じられるようになった」「住民と議員が力を合わせて、住民のための議会をつくっていきたい」などの声が聞かれ、「議会と住民の距離を縮める」確かな手ごたえを感じとることができ、第3シリーズ以降への期待もうかがえました。また、前回の参加者の中から、文京区議会議会への請願を行ったという報告があったことも、ここに付記いたします。
今回の「第2シリーズ」ではこれまでの参加者の要望にお応えし、文京区議会 11月定例議会の8つすべての委員会から訪問先を選べるようにしました。また、開催時間も午前と午後の
2パターンから参加者のライフスタイルに応じて選べるようにしました。
企画・運営は党派・会派を超えた区議会議員有志が、区内外の住民とともに行っています。11月28日(火) 13:00からは、議員と住民とで第2シリーズの「ふりかえり会」も開催します。
また、次回の「第3シリーズ」は、来年2月の文京区議会定例議会の委員会に合わせて開催を予定しています(期間は2月16日~3月13日)。
当日の記録(写真素材を含む)および「ふりかえり会」や第3シリーズのご取材等のご要望は、末尾の連絡先までお問い合わせください。なお、調整のため若干のお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。
▼参加者からの主な声
【傍聴して感じたこと】
・「思っていたより身近なテーマを、人間らしく議論していて安心できた。今後も文京区で子育てを続けたくなった」(文京区/30代/女性)
・「委員会を初めて傍聴した。本会議のような『出来レース』ではないと知らなかったし、本会議よりも楽しめた。もっと多くの人に傍聴してもらいたい」(文京区/40代/女性)
・「傍聴の重要さを再認識した。同じような質問と答弁が何度も繰り返されるのに驚いた。もっと論点を整理して建設的な議論をしてほしい」(区外/40代/男性)
・「委員会の資料を事前に電子データで公開してほしい。議員はタブレットでペーパーレス化しているのに、傍聴者用の資料は紙のままでもったいない」(文京区/60代/男性)
【「議会ピクニック」に期待すること】
・「身近なテーマで委員会を傍聴できるいい機会。委員会のネット中継が始まったら、近所のカフェや区民館でパブリックビューイング形式でやってほしい」(文京区/40代/女性)
・「傍聴だけだとモヤモヤしたが、傍聴後に議員や参加者と話し合うことでモヤモヤが晴れた。区政への参加意識も高まった」(文京区/50代/女性)
・「以前から行政の動きが重い件があり思う所があったが、請願までは思いつかなかった。前回の議会ピクニックに参加したことがきっかけで思い切って実行に至った。審査は次回も継続されるそうなので、こちらも勉強して修正案を提案したい」(文京区/40代/男性)
・「住民の切実な願いがテーマの請願は勉強になるし、委員会の議論が盛り上がる。ここで議論したことや勉強したことを請願につなげるのは面白い」(区議会議員/40代/男性)
【地方政治に対する意識は?】
・「前回から参加しているが、普段しない政治の話で盛り上がれるのが楽しい。これまでは疎遠に感じていた議会が、自分ごとに感じられるようになった」(文京区/40代/女性)
・「文京区の住民は意識が高い。議員は住民と行政をつなぐ仲介者。地域の代表として行政や、党派・会派におもねることなく住民のために働いてほしい」(文京区/50代/男性)
・「議会は行政でも、議員でもなく、住民のためのもの。住民と議員が力を合わせて住民のための議会をつくるプラットフォームになるといい」(文京区/60代/男性)
▼開催実績
・参加人数:のべ56名(議員22名、住民34名)
・参加者の属性:
◯年齢は0歳3か月から80歳まで(~20代2名、3~40代35名、5~60代16名、70代~3名)
◯性別は男性42名、女性14名。文京区民55名、区外1名(台東区)
▼開催概要
・開催日時・委員会/ガイド議員:
①11月13日(月) 9:00-13:30 子ども・子育て支援調査特別委員会/たかはまなおき
②11月14日(火) 9:00-13:30 自治制度・地域振興調査特別委員会/高山かずひろ
③11月15日(水) 12:00-16:30 災害対策調査特別委員会/沢田けいじ
④11月16日(木) 9:00-13:30 議会運営委員会/沢田けいじ
⑤11月20日(月) 12:00-16:30 厚生委員会/依田翼
⑥11月21日(火) 12:00-16:30 文教委員会/ほかり吉紀
⑦11月22日(水) 9:00-13:30 建設委員会/沢田けいじ
⑧11月24日(金) 12:00-16:30 総務区民委員会/宮崎こうき
・場 所:文京シビックセンター 24F第1委員会室(傍聴)、22F第1応接室(説明・解説)
・参加者:一般公募による住民(各回先着15名)、上記のガイド議員およびゲスト議員
・参加費:無料(昼食は持参。希望者には自費負担で準備も可)
▼開催の特徴
1) 「事前説明 → 傍聴 → 解説・意見交換」の3部構成で、参加者の地方政治・地方議会への 理解と関心を深める
2) 参加者が昼食を持参し(希望者は自費負担で準備も可)、参加者と議員の「ピクニック」 スタイルで距離を縮める
▼次回(第3シリーズ)開催予定
・文京区議会 2月定例議会の各委員会(全8委員会と予算審査特別委員会)
・時期は2024年2月16~29日、3月6~13日 ※他の自治体および都議会等での開催も検討中
▼発起人各議員の氏名・当選回数・所属政党および公式サイト
・依田翼(1回・都民ファーストの会) URL: https://yodatsubasa.net/
・ほかり吉紀(1回・無所属) URL: https://twitter.com/yoshinorihokari
・高山かずひろ(1回・日本維新の会) URL: https://twitter.com/tkazuhiro2
・たかはまなおき(2回・無所属) URL: https://takahamanaoki.com/
・宮崎こうき(2回・日本維新の会) URL: https://www.miyazaki-koki.com/
・沢田圭司(2回・立憲民主党) URL: http://sawadakeiji.jp/
◆「議会ピクニック」とは
党派・会派を超えた議員と住民がともに議会を訪問・傍聴し、その前後で議員の解説を聞き質疑応答・意見交換を行うことで、議会と住民の距離を縮め、政治への参加意識を向上し、血肉の通った民主主義を実現していくための試みです。
途中でランチをとりながらカジュアルな対話を行う形式のため、「議会ピクニック」という名称としています。「今日は議会に行って、一緒にランチをしながら話そうか」という気軽な参加スタイルが「距離を縮める」近道になると考え、2023年6月に文京区議会で初開催しました。
地方政治では選挙の投票率低下や議員のなり手不足が全国で顕在化しており、特に、若年層での地方政治への無関心が懸念されています。「民主主義の学校」と言われる地方自治と住民の距離を縮めることが問題解決の第一歩と考え、訪問先にはあえて本会議ではなく、「議員の主戦場」とも呼ばれる委員会を選定しました。参加者がそれぞれ興味関心の高い委員会を傍聴して生の議論を間近に見てもらうことで、より効果的に「距離を縮める」ことができると考えます。
今後も、より多様な参加者・多様な議会訪問の実現を目指して活動してまいります。
<活動実績と今後の予定>
・2023年6月21日 初開催
・2023年9月12日~9月22日 第1シリーズ開催(計3回開催 参加者合計31名)
・2023年11月13日~11月24日 第2シリーズ開催(計5回開催 参加者合計56名)
・2023年11月28日 ふりかえり会開催 ※予定
・2023年12月頃 文京区以外の自治体議会で開催 ※検討中
・2024年2月16日~3月13日 第3シリーズ開催(文京区議会)※予定
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