ストーリー #2

――あなたと議会をつなぐ。生活と政治をつなぐ。

★前半は、ストーリー #1 をご覧ください。

区政や区議会のこと、知っていますか?
国政や国会とは何が違うのでしょうか?

区政や区議会は、地方自治と呼ばれています。
自治とは「自分たちの未来は自分たちで決める」ということです(*1)
そのため、情報を知り、参加するための道具立てがたくさんあります。
そして、もっとも身近な政治の学びの場でもあります(*2)

区政や区議会の主役は、区民である私たちです。
それなのに、多くの人がそれを知らないのはなぜでしょうか?
そして、区政や区議会に参加したことがないのはなぜでしょうか?

私は、現役保育士から区議会議員になって、あまりに閉鎖的な区政と区議会に驚きました。
区議会議員は、区民の代表です。
そして、文京区の自治基本条例にも、区議会議員の責務は区民全体の利益を守ることと定めています。
本来であれば、あなたが区政や区議会の主役であることを知らせ、あなたが参加して意見を表明するのを手伝うことも、区議会議員の大切な仕事のひとつのはずです。

いまの区政や区議会の仕組みには、さまざまな問題があります。
手続が煩雑で分かりにくく、区民もよく知らない情報公開制度、
意見も質問もしにくく、区民にも馴染みの薄い区民会議、
実施条例がないため、区民が望んでもできない住民投票(*3)、
大半の区では実施されているのに進まない議会ライブ中継、
議会に請願を提出した区民が意見も質問もできない委員会、
未来を選ぶ大切な機会なのに、大声で名前を連呼するばかりの選挙。

そして、これらの問題は、あなたが参加すれば変わります。
私たちには未来を変える力がある。
そう信じていても、経験や知識がなく諦めかけていた、
あなたが参加すれば、区政や区議会が変わります。

そして、もっと多くの人が参加すれば、未来が変わります。
私たちには未来を変える力がある。
そう信じる人たちが支え合い、励まし合って、
一歩を踏み出せば、もっと希望に満ちた未来がつくれます。

あなたと議会をつなぎ、生活と政治をつなぎ、
あなたの困りごとを解決し、やりたいことを実現する区政や区議会の仕組みをつくりたい。
私たちの力で私たちの政治を、私たちの誰もが自分らしく共に生きられる未来をつくりたい。
これが、現役保育士から区議会議員になった私の願いです。
あなたもぜひ、ご一緒ください。

★課題と解決策の具体例については、ポリシー #1#2 をご覧ください。


*1

文京区の地方自治について定めた「文の京」自治基本条例には、区政や区議会の原則は住民自治と明記しています。自治基本条例には、住民自治の基本的な仕組みのほか、区民の権利や区と区議会の責務も定めています。

*2

英国の政治学者 ジェームズ・ブライスは著書『近代民主政治』に「地方自治は民主主義の学校」と記し、顔の見える地域社会での自治の営みが民主政治の基盤だと主張しています(James Bryce. (1921) “Modern Democracies, vol.1″)。

*3

「文の京」自治基本条例の第39条第2項には、「住民投票の制度及び実施に関し必要な事項は、別に条例で定める」と書かれていますが、この実施条例は現在のところありません。