地方自治の基本は「住民自治」つまり「自分たちのことは自分たちで決める」ことです[efn_note]日本国憲法 第92条では住民自治と団体自治の2つからなる「地方自治の本旨」の基本理念を、これを定めた地方自治法では選挙権、直接請求権、住民投票や請願・陳情に関する権利など、住民自治を実現するための住民の権利を定めています。
また、文京区の自治の基本理念を定めた「文の京」自治基本条例では住民自治の原則を「協働・協治」と呼び、自治の理念と位置づけています。[/efn_note]。
議会はその自治の象徴ですが、実際は多くの人が議会のことをよく知らず、また議会に参加したこともありません[efn_note]地方議会がなぜ身近に感じられないか、なぜ議会に参加できないかは以下のインタビュー記事をご覧ください。
▼あなたと議会をつなぐ。生活と政治をつなぐ。|沢田けいじインタビュー #5
https://sawadakeiji.jp/interview5/[/efn_note]。
そのハードルのひとつが、不透明な運営ルールです。
「何がどう決まっているのか分からない」、「気になるけどどこか遠い存在」という声もあるとおり、議会での議論や意思決定のルールはあまり知られていません。
今回はそんな地方議会のルールの背景や課題について説明します[efn_note]文京区議会の会議の種別については、以下のブログ記事をご覧ください。
▼どんな「会議」があるの?|沢田けいじブログ
http://sawadakeiji.jp/2022/03/14/1647/[/efn_note]。