現役保育士から区議会議員へ
大学生のころ、大切な友人を病気で亡くしました。
友人は子どもの頃からいつも、人や未来のことばかり考えていました。
でも私は逃げてばかり、人に支えられ励まされ何とか生きていました。
私は自問しました。
人のため未来のため尽くしてきた彼が、なぜ先に行ってしまったのか。
人も未来のことも諦めかけていた私が、なぜ残ってしまったのか。
そこで気がつきました。
受け継がれたのだと。彼の願いを未来につなぐのが私の役割なんだと。
そして、保育の現場に飛び込みました。
ある日、町の先輩から議員の後継を頼まれました。
町に生まれ育った先輩は文字どおり、町に身を捧げてきた人でした。
でも私は町に縁もゆかりもなく、政治にもあまりに無頓着でした。
私は先輩に尋ねました。
経験も知識もない私をなぜ選んだのか。
まっさらな目で見てもらいたいんだよ。
先輩はそう答えました。
そこでまた気づきました。
また受け継がれたのだと。先輩の願いをつなぐのも私の役割なんだと。
そして、政治の世界に飛び込みました。
見るのも聞くのもはじめてのものばかりでした。
閉鎖的で分かりにくい政治のしくみにはほんとうに驚きました。
そのたびに多くの人が私を支え、励ましてくれました。
私はまた自問しました。
政治を知り尽くした先輩には、なぜ成し遂げられなかったのか。
政治に無知で無関心だった私が、なぜその願いを託されたのか。
そこでもういちど気づきました。
私たちには力があると。一見、無力に見える私たちのほんとうの力。
それに気づいた人と人とが力を合わせれば未来は変えられるのだと。
それを証明し、受け継いでいくのが私の使命なんだと。
★続きは、ストーリー #2 をご覧ください。


