「議会ピクニック、興味はあるけど平日は忙しい」
「参加者の感想やガイド議員の話を聞いてみたい」
「区政や区議会のこと、もっとゆっくり話したい」
――そんな声を受けて企画した「ふりかえり会」。
「私の地元でも開催してほしい」という声もあり、
はじめて駒込地域活動センターで開催しました。
のっけからフランクなトークであっという間の90分。
「初参加でいろんな気づきがあった」
「議員とゆっくり話せてよかった」
「次は議会ピクニックにも参加したい」
など、嬉しい声をたくさんいただきました。

前半のメイントピックは「予算審査特別委員会1」。
3月6日~13日、計6日間にわたり行われた審査が
すべてネット中継されました(生+録画2)。
昨年の生中継の視聴者数は一日あたり平均193.5人、
同委員会の傍聴者数が一日平均2人なのに比べると3、
「興味はあるが平日日中には傍聴に行けない」
というニーズに一定は応えられたかもしれません。
有志の区民が運営するLINEオープンチャットでは、
生中継を見ながら実況チャットする試みも行われ4、
「実況解説つきで分かりやすかった」
「知らないことをその場で聞けて助かった」
「はじめての友だちとお茶をしながら楽しめた」
など好評だったそうです。
視聴した参加者からハイライトの紹介もありました。
そのいくつかを紹介します。
※リンク先の動画下のスライダで時間移動できます

会の後半はさまざまなテーマでフリートーク。
トークの主な内容を以下に紹介します。
👉️傍聴やネット中継を見れば議員の姿勢や考え方が分かる
👉️議員の「通信簿」があればもっと分かりやすいかも
👉️区民の参加が議員の活動を<見える化>する秘訣
👉️区民がつくる「議会だより」があればもっと見える
👉️積極的な情報公開で区民に信頼される議会がつくれる

最後は参加者で感想を共有しました。
主な参加者の声を以下に紹介します。
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- 委員会を傍聴するといろんなことに気づく。傍聴したことのない人にそれをどう伝えるかが課題だと感じた。次回の議会ピクニックにもぜひ参加したい。
- 区民有志のLINEオープンチャットを見るだけでも、これまでのように盲目的に投票しなくて済む。議員の人柄が分かると議会も面白く感じられるようになるし一石二鳥。
- 委員会のネット中継があるだけで区民同士で話がしやすくなるし、議会に提案もしやすくなる。早く全部の委員会を中継してほしい。
- 「悪名は無名に勝る」というが、目立ってなんぼの議員も出てくるのでは?特効薬はないだろうが、じわりと効く漢方薬みたいなこういう取り組みに期待している。
- SNSは見る人が限られるので、紙媒体での配布も必要。「議会だより」を区民がつくって議員の活動を<見える化>すれば、幅広く関心を持ってもらえるのでは。
- それでも選挙の結果が変わらないのは、若者が関心を持って参加できないからだと思う。文京区は大学が多いので、学生にもっと参加してもらえるようにしたい。
- 傍聴者が一律でスマホやタブレットを使えないのは問題。障がい者や高齢者のアクセシビリティの問題もあるし、「座して聞く」精神論が若者を遠ざけている面もあると思う。傍聴者を増やすには傍聴規則の見直しが必要では6。
- 選挙のときだけ一生懸命アピールするのに、議会の<見える化>には消極的な議員には、見られることへの不安があると思う。若手議員が積極的に取り組むことで、不安の解消につながるのを期待している。
- かつては各政党の政治家が街頭で議論する姿が日常的に見られたと聞いたことがある。選挙のときだけではなく普段から、政治家同士が討論する場や若者が集まって議論する場があるといい。
- 役所にも上司の顔色をうかがう忖度カルチャーがある。現場が萎縮し有能な人材が辞めていかないためには評価制度の再整備が必要では。フェアで誠実な情報公開をすれば、住民から質の高いフィードバックや支持も得られると思う。
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- 次年度の当初予算案を審査し決定する委員会。委員は各会派から半数(端数切り上げ、一人会派は2年に1回)ずつ。委員会の種別や運営方法は「文京区議会委員会運営手引き」、資料は区議会HPへ
- 録画中継の映像を視聴するには「文京区議会インターネット議会中継」のサイトへ
- 毎年の委員会の開催日数や傍聴者数は区議会HPの「文京区議会概要」に公開しています
- 区民有志による「文京区議会を見守る会」のLINEオープンチャットはこちら
- 過去5年分の庁議の資料/決定事項は文京区のHPへ
- 撮影/録音の制限については「文京区議会傍聴規則」に、「委員会への情報通信端末の取扱い」については「文京区議会申し合わせ事項(p.20)」に規定があります