地域医療の現場から

地域の在宅医療を担う文京根津クリニックの訪問診療に同行しました。

最初に訪れたお宅は終末期のがん患者さん。「入院していたときよりずっと元気になりました」と看護の奥さんから伺いました。
健康には体の健康のほかに、心の健康、家族の健康、社会の健康があって、家族が作ってくれた温かいご飯を食べられるだけで人は元気になるのだと、院長先生に教えていただきました。
「生きることは食べること、動くこと、人と関わること」「薬よりもおにぎり、点滴よりもお茶」ーー家族に語りかける先生の言葉に、地域と家族に寄り添う現場の底力を感じました。

高齢化が進む現在、在宅での看取りを希望する人は6割以上いるそうですが、家族や医師の負担が多く、社会制度の充実が喫緊の課題です。
「地域医療はフルオーダーメイド」ーー健康がさまざまな要素の掛け合わせであるのと同じで、よりよい看取りの方法も十人十色です。
一人ひとりに寄り添う地域医療の仕組みを、しっかり支えていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です